屋台正面の唐破風(からはふう=切妻屋根の天辺の棟から左右に伸びる装飾板 を破風といい、そり曲がった曲線状の破風を唐破風と呼ぶ)の上と下を豪華に飾る大き な柄振台(えぶりだい)と懸魚(げぎょ)の彫刻。故事に基づく縁起ものの人、動物達 の見事に彩色された彫刻は今にも跳び出て来るようでした。同様なものが屋台後部の 破風にも飾られています。軒下の欄間の彫刻も豪華で、金色の飾り金具は下地の漆の黒 に映えて、全体が極彩色に飾られた屋台は、日光東照宮の陽明門を彷彿させる程、見事 なものでした。
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