Sory,Japanese only.
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「四丁目鉾」は、関東地方では無類の大きさと、独創性に富んだ重層式桐生型と云える鉾です。四方幕(水引き)で囲み、三味線胴と人形が迫り上がると全高9.2メートルにもなる。
三味線胴
四丁目鉾の後部の下座の真ん中に立つ一尺角の樫の柱。
関東随一の大きさを誇る鉾だけあって、鉾の各部を飾る破風、虹梁、欄間などの彫刻類も本体の大きさにふさわしく、龍や唐獅子の彫刻は形も大きく、いまにも跳びかかって来るかのような立体感と迫力のある仕上がりになってます。 ですが、この向拝柱の龍は、浅い彫りで、柱が龍に化身したかの感があります。 鉾全体が大きいのに、鉾の正面の破風を支える二本の柱が細く、スリムに仕上げた彫り師の芸術感に敬意を表します。 品格を備えた背丈の高いこの四丁目の鉾は、美形の貴婦人の姿を彷彿させます。向拝柱は、すんなりと品よく伸びた貴婦人の二本の脚です。立体感のある幾筋もの龍の長いひげが、柱の細さを印象づけております。鉾全体を品格の高さは、この二本の柱で決定づけている、と云っても過言ではないと、思います。
ですが、この向拝柱の龍は、浅い彫りで、柱が龍に化身したかの感があります。 鉾全体が大きいのに、鉾の正面の破風を支える二本の柱が細く、スリムに仕上げた彫り師の芸術感に敬意を表します。
品格を備えた背丈の高いこの四丁目の鉾は、美形の貴婦人の姿を彷彿させます。向拝柱は、すんなりと品よく伸びた貴婦人の二本の脚です。立体感のある幾筋もの龍の長いひげが、柱の細さを印象づけております。鉾全体を品格の高さは、この二本の柱で決定づけている、と云っても過言ではないと、思います。
四丁目鉾の破風の梁は、二段になってます。下の大きい梁は3匹の龍の彫刻、上の梁から大きな龍が下の梁に身を乗り出す形で、顔を突き出して、正面中央を睨んでおります。
廊下の突き当たりの障壁を脇障子と呼びます。この鉾は、前部及び両側面の後ろ一杯迄を勾欄として、屋台の背中には勾欄が無く、脇障子が屋台の背中と並ぶ位置にあり、この様式は、江戸時代後期の江戸型屋台の様式と同じです。背丈の高い脇障子を鉾の背部にした桐生鉾は、外観の調和からみると、ベスト位置です。彫刻は下部の龍と上部の唐獅子です。