この地図は、気仙沼駅前のレンタカー店で貰った「気仙沼ガイドマップ」Vol.24の部分をコピーしたものです。
気仙沼湾から襲った津波は、この地図の示す殆どの地域に浸水し、建造物を破壊し、多くの犠牲者を生みました。

午後3時少し前、大船渡を出て、ルート45の来た道を逆戻りして、陸前高田を経て、気仙沼に向かいました。気仙沼は、陸前高田に次ぐ犠牲者の多い被災地です。
途中、陸前高田でルート45脇の廃墟のままの高田松原の”道の駅”と、二棟の5階建のマンションにも寄りました。二棟の建物は雇用促進事業団のマンションでした。四階部分迄、見事に津波で突き破られたという被害状況は、津波の破壊力の酷さ、怖さを思い知らされました。

　ルート45バイパスの上りの気仙沼の降り口で、県道に入り少し走ると、進行方向交差点右側に船、大きな漁船が鎮座しておりました。後で調べたら、場所は大船渡線の鹿折唐桑駅前の交差点、気仙沼市新浜町１丁目です。船名は、第18共徳丸　気仙沼港の巻き網漁船。長さ60メートル80トン。港から800メートル、市街地に流され、現在地に鎮座したままで、解体か保存かは未定とのこと。船は交差点から駅へ入る道を跨いで鎮座してますが、現在、大船渡線は気仙沼から不通で、駅は休みですから邪魔にはならないのでしょう。船の画像の上の地図に、漂流漁船と示す交差点に漁船は鎮座しております。