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午後4
時、各町内の山車は定の場所へ集合し、午後5時市街中心地へ向けて巡行番号順に隊列
を組んで進行を開始します。歩行者天国の大通りを十数台の山車が、囃子を奏でながら
進む様子は見事な眺めです。 |
電線の地下埋設で電柱の消えた大通りでは、各山車
とも人形を思い切り高くして、晴れ姿を競うのです。市街中心の大通りに集合した山車
を道の両側に並べ、押し掛けた観衆の前で、囃子の叩き合いが始まります。
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淑女の
夜のドレス姿が一層映える様に、灯りの点いた山車の姿も目を惹きます。ライトアップ
で、山車の唐破風屋根の棟飾りや向拝柱の彫刻の金箔が輝き、漆の光沢が際立ち、上、
中幕の赤と緑の地に鳥獣や松竹梅、躍動する波濤の刺繍が浮かび上がって、あたかも錦
絵を思わせる造形美が人々の目を楽しませてくれます。 夏とはいえ、当地では夕刻7
時を過ぎますと闇に包まれてきます。 | 祭りの当日は街灯やネオンを消して、山車や御輿を際立たせる演出もあって、山車の灯りが優雅で奥深い情緒を醸し出してます。この日は幸い、夏の上州名物の雷雨もなく、日暮れとともに人出が最高になって、道端の露天の店も客が並ぶほどの盛況で
、祭り初日は山車や、御輿が引き上げる9時過ぎ迄、繰り出た観衆で賑わってました。
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高崎の
"笛の流派"の紹介のところで、秀山流の金井
氏が昭和36年に女性の笛奏者を高崎で初めて山車に乗せた、とあります。では、太鼓
を叩く女性>が山車に乗ったのは何時からだったのでしょうか。いずれにしても、時代
が変わった昭和20年以降ではないかと推察します。今年、山車を出した各町内の笛、
太鼓の奏者を見てもわかりますが、最近は子供、大人とも女性の数が上回ってます。
| 右上の写真で粋な浴衣姿のご婦
人は寄合町の山車の大太鼓を叩いてます。姿勢が素晴らしく良く、叩き方も全く熟練さ
れた方で、多分、子供の頃から太鼓をやられていたのでしょう。カメラを持つ殿方が異
常な関心を持って、追いかけてました。上の写真は、歌川町の小学生の女の子です。祭
り囃子も女性の参加で華やいだ雰囲気がでて、観客も楽しめて好いことです。
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本町・
もとまち 3丁目の山車です。若いお嬢さん方4名での、笛、太鼓の熱演です。囃子中で
の掛け声も大きく、元気で、それとなく健康的なお色気を漂わせて、観客の関心を惹き
つけてました。サラシを胸に巻いて、白の短パンと白足袋、掻き上げた髪には捻り鉢巻
きの姿で、ガッツに太鼓を叩く若い娘さんも珍しくはありません。 |
成田町の山車です。小学5、6年生です。中学生
になると殆どの子が祭りにでなくなる。しかし、好きで続ける子もおり、自分から希望
して、大人に混じって、普段から練習を続ける。中でも笛を覚えることが大人になって
、祭りにとけ込め、後輩の指導もできる。そうなって欲しい。祭囃子を次世代に引き継
がせる最良の方法です。 |
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祭りの2日
目、上州名物の"雷雨"に遭遇。初日には祭りの見学に来なかった"カミナリさん" が、
来なくても好いのに2日目の巡行開始時刻になって、突然のお出ましで、巡行停止。
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透明シートを被せられた山車。夏祭りですから雷
雨は仕方ありません。ひたすらカミナリさんの早いお帰りを待つしかありません。
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道路
際のマンションのガレージや店の中に雨宿りをさせて貰いました。張り切って出発した
のに、誠に意地悪な雨でした。しかし、暑さしのぎにはなりました。 |
店のゲームコーナーは子供達で満席となり、普段に
は無いご盛況で店主はニコニコでした。大人は缶ビールで休憩タイムを楽しんでいたよ
うでした。 |