9月になって、池田町へ行く準備を始めました。訪問の目的というか動機が、祭典全体を単に見物するだけでなく、来年で丁度100年、一世紀もの昔に、池田町が管理者の地元の高崎から譲り受けた山車が、三丁目の祭礼舞台として今でも現役で活躍している様子と、創建から120年も経つ曳山がこれまでの長い年月に渡り活動できたのは、池田町の皆さんの保存・維持活動が優れていたからだと思い、これまでどんな保存活動をなされていたか、関連する資料が残されていないかを取材したかったのです。それには、ぶっつけ本番の訪問では到底無理と思い、池田町役場へ事前の相談の電話を掛けました。
町役場へ電話して、100年前に群馬から池田町へ譲り渡された祭礼の曳山のことで調べたいと用件を伝えたところ、電話応対をしてくれた職員さんが、文化財的な事柄と解釈なされたのか、教育委員会へ電話を廻してくれました。代わって応対に出てくれた教育委員会の職員さんが、後で知ったのですが、幸いにも町の祭礼に詳しい関係者さんや池田町各町の公民館の責任者さんと面識が有る方でしたので、それらの方々へ管理者の訪問目的などを伝えて下さって、当日の面会の段取りを付けてくださいましたので、祭礼当日の多忙の中、スムースな面会が出来、祭り情報収集が予期した以上に出来ました。
そして、この応対をしてくれた教育委員会の職員さんが祭礼の関係資料や、祭礼時には多忙が予想されるので、合う時間が取れないだろうという公民館さんからは事前に資料を貰われて、祭り前に管理者に送付下さったので、管理者の事前勉強に大変、役立ちました。
又、池田町のゼンリン市街地図をお送り下さったので、管理者が最初に参拝を希望した八幡神社が役場の隣であることや、各町の公民館の場所も事前に知ることが出来て大変助かりました。池田町へのアプローチ方法についてもご助言を頂き、電車であれば明科経由が時間的に有利なことなどを教えて頂き、真に助かりました。